「ありがとう」と「喜ばれる存在」(小林正観さんの教え①)── 人生と仕事の目的を見つめ直す
Amazonのオーディブルでたまたま見つけて私の人生観に影響を与えてくれて変化をもたらしてくれました。
これから何回かに分けて内容をご紹介できたらと思います。
1. どうしたら喜んでもらえるか
商売を成功させる秘訣は「どうやったら売上を上げるか」ではなく、
「どうしたら喜んでもらえるか」 を考えること。
これは小林正観さんが繰り返し語った大切なメッセージです。
小林さんは「もし自分の分身がいたら…」という想像から、
喫茶店、クリーニング店、ホテルの3つのアイデアを語りました。
- 喫茶店:全国100名水を週替わりで提供し、2年かけて客と一緒に旅するように楽しませる。
- クリーニング店:1万種類のボタンを常備し、取れていたボタンを黙って付けて返す。
- ホテル:部屋を「長安」「敦煌」「天竺」など旅心をくすぐる名前にして、訪れるたびに新しい物語を体験できる。
どれも「売上アップ」より先に、訪れた人がワクワクする姿が中心にあります。
その結果として商売が自然にうまくいく——まるで宇宙の仕組みがそうなっているかのように。
2. 人間の目的は「ありがとう」を生むこと
小林さんは「人間」という言葉の本質にも触れています。
人は1人で生きていると「ヒト」だが、
喜ばれるように生きると「人の間」に生きる「人間」になる。
人生の目的は、
- ほしいものを得ることではなく
- 何かを達成することでもなく
- 「ありがとう」と言われる存在になること。
謙虚に、感謝を口にし、
「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言わない。
そして「そ・わ・か(掃除・笑い・感謝)」の習慣を続ける。
その積み重ねが「よき仲間」に囲まれた天国度100%の人生をつくり、
神様が味方する生き方につながると説きます。
3. こもれび人生塾の視点から
私自身も、社労士として人の相談に乗るなかで痛感します。
相談とは、手続きや制度だけではなく「人の喜びを共につくること」。
・労務DXを導入した企業が「社員が楽になった」と笑顔になるとき
・障害年金の申請を終えて「これで生活が安心できる」と胸をなで下ろす方
・資格や転職で次の一歩を踏み出す方の背中を押したとき
どの瞬間も、数字以上に「ありがとう」という言葉が心を満たします。
小林さんの言葉にある「喜ばれる存在」こそ、
こもれび人生塾が目指している姿です。
4. 今日からできる小さな一歩
- 家や職場を掃除して空間を整える
- 意識して笑顔を増やす
- 1日の終わりにありがとうを3回つぶやく
これらはどれも、お金も時間もほとんどいらない習慣です。
しかし確実に、人と人の間に喜びを広げていきます。
まとめ
「どうしたら喜んでもらえるか」を考えることは、
商売の知恵を超えて人生の指針になります。
喜ばれる存在になる
=人生の目的を生きること。
こもれび人生塾は、そんな生き方を共に見つけ、実践する場でありたいと願っています。