診断書を依頼する際に押さえたい3つのポイント|障害年金サポートの現場から
障害年金の申請において、診断書はもっとも重要な書類のひとつです。
内容が認定の可否や等級に直結するため、依頼前の準備が成功のカギになります。
ここでは社労士として現場で支援してきた経験から、診断書を依頼する際に特に押さえておきたい3つのポイントをまとめます。
1.初診日を正確に把握し、医師に伝える
障害年金では初診日の証明が非常に重要です。
申請には「初めてその症状で医療機関を受診した日」を証明する必要があります。
受診状況等証明書や紹介状、診察券など、初診日がわかる資料を整理しましょう。 転院している場合は、初診の医療機関と現在の主治医の両方を確認することが大切です。 診断書を書いてもらう医師には、初診日がわかる書類や経過を提示しておくとスムーズです。
2.日常生活の制限を具体的に整理して伝える
診断書には、単なる病名だけでなく日常生活や就労の困難さが反映されます。
そのため医師に依頼する前に、次のようなメモを作成しておくと効果的です。
食事・入浴・買い物・家事・外出など、どの程度の支援が必要か 働けない・欠勤が多い・集中力が続かない等の具体的な事例 その状態がどのくらいの頻度・期間続いているか
「助言・指導があればできる」「できるが困難」といった評価は、医師が実情を知っていてこそ適切に記載できます。
具体的な生活の様子を、箇条書きでも良いので整理して渡しましょう。
3.期限と費用を事前に確認する
診断書には作成に時間と費用がかかります。
費用は数千円から1万円程度が一般的です。事前に医療機関へ確認しておくと安心です。 年金事務所や共済組合への提出期限を逆算して、余裕をもって依頼しましょう。 期限に間に合わない場合に備えて、仮提出や追加書類対応の方法も社労士に相談すると安全です。
まとめ:事前準備がスムーズな申請への近道
診断書は、障害年金の認定結果を左右する最重要書類です。
初診日の証明を整える 日常生活の制限を具体的に整理して医師に伝える 期限と費用を事前に確認する
この3つを押さえておくことで、依頼から申請までをスムーズに進められます。
こもれび社労士事務所では、診断書依頼文の作成や生活実態メモの整理など、初回相談から申請完了まで伴走支援を行っています。
診断書の準備に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。