【導入事例】アート引越センター|申請・届出を月40時間削減、年末調整は200時間削減
「従業員がコア業務に集中できる環境」を目指し、労務手続きを電子化。
オフィスステーションの活用で 申請・届出は月40時間、年末調整は約200時間 の業務時間を削減した事例をご紹介します。
会社概要と導入製品
- 企業名:アート引越センター株式会社
- 業種:運輸業
- 従業員数:約3,664名(2024年10月時点、公表値)
- 導入製品:オフィスステーション「労務」「年末調整」
導入前の課題
- 社会保険・雇用保険等の 紙ベース手続きに膨大な時間(ハローワーク窓口対応で1回2〜3時間)
- 年末調整シーズンは 他部署応援が必要 になるほどの繁忙
- 既存給与システムとの連携 がネックで、新システムの導入が進まない
選定の決め手
- 既存給与システムとの 連携実現にコミット する姿勢
- コストパフォーマンスの高さ(クラウド活用で運用負担を軽減)
- 電子化・DXに前向きな社内機運の高まり
導入の効果
- 雇用保険等の電子申請で、月40時間の業務削減
- 育児休業給付の「アラート機能」で申請の遅延を防止・進捗管理を効率化
- 年末調整の電子化により、約200時間の業務削減
- 従業員側からも「画面の指示に沿って入力できて 迷わない」「手続きが楽」と好評
Before / After(導入前後の変化)
※事例の要旨をもとに再構成したサマリーです。
Before(旧運用) | After(導入後) | 効果 |
---|---|---|
雇用保険手続きは窓口へ出向き、紙・郵送中心 | 電子申請へ移行/郵送・窓口対応を削減 | 月40時間の業務削減 |
年末調整は紙配布・回収・手入力 | 年末調整をWeb化(画面ガイドで自己完結) | 約200時間の業務削減/問合せ大幅減 |
育児休業申請の期限管理を手作業で実施 | アラート機能で進捗・期限を自動管理 | 遅延防止・抜け漏れ抑止 |
拠点長経由の確認で手戻りが発生 | 従業員へ直接確認・修正依頼が可能 | 手戻り短縮/対応スピードUP |
現場の声
- 紙・郵送・窓口がなくなり、もう以前のやり方には戻れないと感じるほど生産性が向上。
- 問い合わせが減り、所属長経由での確認も減少。直接の確認ができるようになり処理が早い。
- 育児休業取得率の上昇や法改正で手続きは増加する一方、人員を増やさずにシステムで吸収できている。
ポイントと学び
- まずは電子申請から。 役所手続きの外出・郵送がゼロになり、即効で時間が戻る。
- 年末調整は「問い合わせ削減」効果が大きい。 入力ガイドが迷いを減らし、手戻りが激減。
- 連携は“実績”だけで決めない。 ベンダーがコミットして動けば十分に実現できる。
- アラート&進捗管理で「抜け漏れゼロ」設計に。月次運用が楽になる。
まとめ
労務DXは「紙の再現」ではなく、業務そのものを変える設計が要。
アート引越センター様の事例は、電子化・連携・従業員UIの3点を押さえれば、月次・年次の大型工数を一気に圧縮できることを示しています。
よくある質問
途中で解約・停止はできますか?
はい。お試し期間中はいつでも解約・停止が可能です。正式運用へ移行するかは効果を見てご判断いただけます。
既存の給与システムと連携できますか?
実運用に合わせて連携を設計します。既存システムに実績がない場合でも、要件整理と検証を伴走して進めます。
まずどこから始めるのが効果的ですか?
即効性の高い電子申請(雇用保険等)と、年末繁忙を解消する年末調整のWeb化が定番です。段階導入でOKです。
社内の案内や周知は用意してもらえますか?
初期設定の同伴に加え、社内周知テンプレや簡易マニュアルをご提供。定着までフォローします。