高齢従業員が多くても安心。年末調整の工数を約3分の1に削減した方法【ウェルユー・ミール東日本様】
※本記事はオフィスステーション公式サイトの成功事例を要約・編集のうえ、当事務所の見解を加えて紹介しています(出典は文末)。
高齢従業員が多くても安心。年末調整の工数を約3分の1に削減した方法
「差し戻しと修正で残業が続く」「絶対にミスできないプレッシャーがつらい」。
年末調整のあるある課題を、デジタル化+BPOで一気に解消したのが、ウェルユー・ミール東日本株式会社さま(従業員約180名)です。
会社概要・ご担当
- 企業:ウェルユー・ミール東日本株式会社
- 体制:管理部 人事総務課 3名(うち人事中心は2名)
- インタビュー:管理部人事総務課 鹿子木 美鈴さま/海老沢 千恵さま
導入前の課題
- 差し戻し・修正の連続で業務が滞留(申告書回収〜チェックに2〜3週間)
- 繁忙期は1日1〜2時間の残業×2〜3週間が発生
- 「絶対にミスできない」精神的負担が大きい
住宅控除などは未記入の用紙と控除書類だけ渡されることも。時間がなく差し戻せず、実質180名分を社内で作成している感覚でした。(要旨)
解決策:オフィスステーション 年末調整BPOを採用
- チェック作業と問い合わせ対応を外部へ(BPO)
- 初年度からデジタル化の型を整備
- 給与明細の電子化も並行導入し、コスト削減に寄与
導入効果(定量・定性)
- 業務工数:およそ3分の1に
- 残業:ほぼゼロまで圧縮
- 差し戻し・総点検から解放され、心理的負担が大幅軽減
- 高齢従業員が多い環境でも想定よりスムーズに定着
今年は「操作の問い合わせ中心」で切迫感がなく、余裕を持って丁寧に対応できました。(要旨)
定着させるための工夫
- 早めの周知とわかりやすい言葉での説明書
- 各事業所長に説明し、現場内で教え合える体制を用意
- 初期データ投入はサポートに相談しながら慎重に
波及効果:次のDXテーマが見えてくる
BPOで成果と手応えを得たことで、雇用契約・入退社手続きの電子化など、次の改善テーマが明確に。
「意外とデジタル操作はできる」という現場の自信も生まれました。
本事例からの学び(こもれび社労士の所見)
- 中小企業規模(〜数百名)でも再現性が高い。チェックや問い合わせを外に出すBPOはインパクトが即時。
- 「初年度が不安」でも、周知・言葉選び・社内ヘルプ体制で乗り越えられる。
- 給与明細電子化など簡単な成功体験を先に作ると、年末調整の電子化がスムーズ。
出典
オフィスステーション公式サイト「成功事例:ウェルユー・ミール東日本株式会社」
(URL:公式サイト内 事例ページ)