「社労士に依頼すると数百万〜数千万変わる理由」障害年金・労災の“真実”

(障害年金・労災の給付は“書類で決まる”。だから社労士が必要です)

「社労士じゃないとできない仕事」がある。使命を感じた日

こもれび社労士事務所の近藤です。
障害年金や労災・後遺障害のご相談を受ける中で、あらためて
「これは、社労士じゃないとできない仕事なんだ」
と強く感じる場面がありました。

今日は、なぜそう感じたのか。
そして、「社労士に頼むと何が変わるのか」を、私なりの言葉でまとめてみます。


障害年金・労災の申請は、実は「社労士の独占業務」です

障害年金の手続きや、労災保険の給付請求(書類作成や代理申請)は、
社会保険労務士法で「社労士の独占業務」とされています。

つまり、

  • 障害年金の代理申請・書類作成の代行
  • 労災保険の給付請求書の作成・手続きの代行
  • 不支給や低い等級に対する審査請求・再審査請求のサポート
  • 年金事務所・労基署・共済組合とのやり取りの代行

こういったことを「仕事として、報酬をいただいて」行えるのは、原則として社労士だけです。

ご本人が自分で申請することや、ご家族が手伝うことはもちろん認められています。
ただ、第三者が報酬をもらって継続的に行うとなると、社労士以外には認められていない領域になります。


医師は「治療のプロ」、社労士は「給付の設計士」

社労士が障害年金や労災の給付に必要な書類を精査する様子
書類と基準を丁寧に読み込み、等級や給付を“設計”していく社労士の専門業務をイメージした写真

障害年金や労災・後遺障害では、診断書の内容が結果を大きく左右します。
ただ、ここにも大きな“役割の違い”があります。

  • 医師:病気やケガの治療のプロ。診療・検査・投薬が専門。
  • 社労士:障害認定基準・等級・給付制度のプロ。
    「どの制度で、どのように請求すればいいのか」を設計する役割。

診察室では、どうしても

  • 「症状は以前より改善傾向です」
  • 「治療継続中です」

といった治療の経過が中心に記録されます。
しかし、障害年金や労災では、

  • トイレ・入浴・着替え・移動など、日常生活でどこまで困っているか
  • どんな場面で家族の手助けが必要なのか
  • 働くうえでどんな支障があるのか、どこが限界なのか

といった「生活のしづらさ」が、等級に直結します。

そこで社労士は、
「社労士メモ」という形で

  • 1日の流れで困っている場面
  • 家事や仕事でどんなサポートが必要か
  • 外出や通勤でどこがつらいか

といったポイントを、ご本人と一緒に整理し、
主治医の先生に伝わりやすい形にしてお渡しすることがあります。

これは「医師への指示」ではなく、あくまで
「こういう実態があるので、診断書に反映していただけると助かります」
という、橋渡し・通訳のような役割です。


等級がひとつ違うだけで、数百万円〜数千万円の差になることも

障害年金や労災の障害(補償)給付は、等級によって金額が大きく変わります。
年間の受給額で見れば数十万〜百数十万円の違いでも、
それが何年も続けば、トータルでは数百万円〜数千万円の差になるケースもあります。

だからこそ、

  • どの診療科の診断書が一番大事なのか
  • どの時点の状態で診断書を書いてもらうべきか(症状固定の前後など)
  • どの制度を、どの順番で使うのが良いか(労災・障害年金・傷病手当金など)

といった「給付の設計」がとても重要になります。

正直に言うと、私自身も、ひとつひとつの案件で
「この判断で、ご家族のこれからの生活が変わる」
という重さを感じながら、毎回、資料を読み込み・調べ・勉強し続けています。


「自分でやるのがダメ」ではなく、「専門家に任せた方が得意な分野」

ここまで書くと、 「じゃあ自分で申請するのはダメなの?」と感じられるかもしれません。

そんなことはありません。
ご自身で申請されて、きちんと受給につながっている方もたくさんいます。

ただ、「治療と生活だけでも精一杯」という状況の中で、
複雑な制度を一から勉強し、診断書・申立書・各種書類を整えるのは、相当なエネルギーが必要です。

障害年金や労災の申請は、
「自分でやるとダメなもの」ではなく、
「専門家に任せた方が得意な人が多い分野」

だと、私は考えています。


社労士としての「使命」を感じています

ある案件で、
「社労士が入らなかったら、このまま不利なまま終わっていたかもしれない」
と思う場面がありました。

もちろん、最終的な認定は、年金機構や労基署・共済組合が行います。
社労士には「絶対に通せる」魔法のような力はありません。

それでも、
・必要な数字や事実を、きちんとカルテや診断書に残してもらうこと
・生活のしづらさを、ていねいに言葉にしていくこと
・どの制度をどう組み合わせるか、一緒に考えること

こういった部分は、まさに社労士の役割だと感じています。

「社労士だからこそ守れるものがある」——。
そんな仕事を任せていただけることに、今は強い使命感を覚えています。


まずは「前段階まで無料」で、一緒に整理しましょう

こもれび社労士事務所では、障害年金・労災・後遺障害について、

  • 対象になりそうかの簡易チェック
  • 初診日や納付要件の整理
  • 必要書類の棚卸し・今後の方針決め
  • 主治医にお渡しする「社労士メモ」の一歩手前までの整理

といった「申請の前段階」までは無料でお手伝いしています。

「まずは話を聞いてほしい」
「自分のケースだと、どんな選択肢があるのか知りたい」

そんなお気持ちのときは、LINEやお問い合わせフォームから、いつでもご連絡ください。

一人で抱え込まず、一緒に整理していきましょう。