メンタル・パワハラ労災申請|社労士が必要になるのはどこから?

労災申請は、すべての人が社労士に依頼する必要はありません。
ただ、申請の途中で「ここから先がつらい」「判断が怖い」「照会が来て止まった」―― そう感じる地点があります。この記事では、社労士が必要になるポイントを、できるだけ分かりやすく整理します。
労災申請のご相談を受ける中で、「一度は自分で申請してみた」という方とお話しすることがよくあります。 そうしたやり取りを通じて、社労士が関わった方がよいポイントが、少しずつ見えてきました。
この記事は「不安を煽って依頼を増やす」ためのものではありません。
自分で進められる方はそれで大丈夫です。迷ったときに、戻れる場所がある――そのための整理です。
結論:メンタル労災で社労士が必要になるのは「提出後」に集中します
7号・8号などの様式は、労基署で書き方を教えてもらいながら本人で提出できるケースもあります。 ところが実務では、提出してから次のような場面で止まりやすいです。
- 労基署から照会(追加の確認)が来た
- 「どこまで説明すべきか」「何を出すべきか」で迷う
- 医師・会社・労基署の話が噛み合わず、頭が真っ白になる
- 体調的に、やり取りが負担になって進められない
要するに:書式を埋めることよりも、判断の連続がしんどい。
ここに「伴走支援」の価値があります。
自分で進めやすい方(社労士なしでも進むケース)
まず前提として、次に当てはまる方は自力で進められる可能性が高いです。
- 出来事・時系列が整理できていて、説明に迷いが少ない
- 医師とのコミュニケーションが取れている(診断書や証明料の扱いが分かる)
- 労基署から照会が来ても、落ち着いて整理して答えられそう
- 会社との連絡も、最低限は対応できる
この場合は、状況整理と制度の確認だけで十分なこともあります。 無理に誰かを入れる必要はありません。
ここでつまずく:社労士が入った方がいいポイント
①「どこまで書くか」の判断で止まる
メンタル労災は特に、書きすぎても、書かなさすぎてもつらいです。 「自分のしんどさ」を書くほど消耗し、でも薄いと伝わらない――この板挟みが起きます。
・主張ではなく事実の整理に落とし込む(時系列/出来事/業務負荷)
・「書く/書かない」を一緒に判断して、消耗を減らす
② 労基署からの「照会(追加確認)」で心が折れる
提出後に来る照会は、内容によっては答え方で印象が変わることがあります。 ここで「どう返すべきか」が分からず止まる方が多いです。
・照会の意図を整理し、答えるべきポイントに絞る
・追加資料の優先順位をつけ、提出できる形に整える
③ 医師への依頼(説明メモ・診断書の整合)で迷う
労災は医師の医学的判断そのものをコントロールできませんが、 生活上の支障や業務負荷の説明が不足していると、伝わりにくいことがあります。
・医師に渡す説明メモの整理(事実/支障/業務との関係)
・提出書類全体で矛盾が出ないように整える
④ 会社との接点が出た瞬間に動けなくなる
「会社に連絡してください」と言われた時点で、体が固まってしまう方もいます。 これは甘えではなく、心身が限界のサインです。
・何を、どの順番で、どこまで求めるかを整理して、負担を減らす
・必要に応じて、窓口対応のサポートを検討する(無理をしない)
「伴走支援」の意義は、結果の保証ではなく「止まらないようにする」こと
労災は、最終的に労基署が判断します。結果を約束することはできません。 ただ、実務の現場でよく起きるのは、途中で止まってしまうことです。
- 「何を出す/出さない」を一緒に判断し、消耗を減らす
- 労基署の照会に、落ち着いて対応できる形に整える
- 医師・労基署・会社の間で情報がズレないように整理する
- 不安で止まるのを防ぎ、申請を前に進める
あなたはどのタイプ?(4パターン)
ここでは金額ではなく、「いま必要な関わり方」の違いだけを整理します。
※「どれが正解か」ではなく、「いまの負担感」で考えてください。
まずは状況を整理し、制度の概要と「次の一手」を確認したい方。
経緯がまとまっており、書式・表現・優先順位を整えれば提出まで進みそうな方。
提出後の照会や追加確認も含めて不安があり、途中で止まりたくない方。
会社・労基署とのやり取り自体が負担で、窓口対応まで任せたい方。
迷ったら、今すぐ依頼を決めなくて大丈夫です
いま何に困っているかを短く教えてください。
「どの関わり方が合うか」を整理した上で、必要なときに伴走できます。
必要なときに、思い出してもらえれば十分です。
※結果の保証はできませんが、労基署対応を前提に「何をどう整理するか」は一緒に考えられます。
※ご相談内容によっては、弁護士等の専門職の関与をご案内する場合があります。
なお、症状が長期化し「後遺障害(障害補償給付)」の検討が必要になるケースもありますが、 これは労災としての判断が示された後に考える段階の内容です(別記事で解説予定)。
ここまで読んで、まだ迷っていても大丈夫です。

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迷っていても大丈夫です。いちばん負担の少ない方法からでOK。
※ 個人のご相談(労災・後遺障害・障害年金)/全国対応(LINE・オンライン)
※ 「まず整理だけ」でも大丈夫です


