オフィスステーションを社労士が実務で使ってみた本音レビュー|中小企業の給与計算でも本当に使える?
中小企業でも使いやすい?オフィスステーションを実務で触ったやわらか社労士の正直レビュー
こもれび社労士事務所の近藤です。
当事務所では、労務DX(オフィスステーション導入支援)をひとつの柱として活動しています。
ただ、最初に正直なことを言うと──
「システムって難しそうだし、自分にできるかな…」
そんな不安を抱えながら、
まずは自分の事務所のデータと、
当事務所が担当している中小企業(サービス業)の給与計算を題材に、
本気でオフィスステーション Pro を触ってみました。
この記事では、
- 実際に使ってみてどう感じたか
- どこでつまづきやすかったか
- 中小企業でも本当に役に立つのか
といった点を、やわらかく・正直にお伝えしていきます。
1. 最初に感じた「不安」と「意外なラクさ」
はじめてオフィスステーションの画面を開いたとき、
正直なところ、かなり身構えていました。
- 従業員台帳の入力
- マイナンバーの管理
- 給与計算の設定
- Web給与明細の登録
「ここから全部覚えるのか…」と、
少し立ち止まってしまったのを覚えています。
ところが実際に触ってみると、印象が変わりました。
「社労士や人事担当者が迷いそうなポイントが、きちんと整理されている」
という感触があったからです。
特に良かった点は、次のようなところです。
- 従業員台帳のレイアウトが見やすい(どこに何を入れるかが分かりやすい)
- 退職や扶養の変更などの項目が整理されているため、操作に迷いにくい
- あとから修正・追加しやすい構造になっている
「難しい専門システム」というよりも、
「きちんと設計された、労務のための作業机」のような印象でした。
2. 給与計算とWeb明細配布は“予想以上にスムーズ”
実務として本格的に使い始めたのは、
担当している中小企業(サービス業)の給与計算からです。
いちばん不安だったのは、やはり
「給与計算と給与明細の配布が、本当にスムーズに回るのか?」
という点でした。
ところが実際に運用してみると、良い意味で予想を裏切られました。
- 給与データの入力が思ったよりシンプル
- 明細のプレビュー画面が分かりやすく、確認がしやすい
- 紙で配っていたときの印刷・封入・配布の手間がゼロになる
- 従業員側からの「明細どこですか?」という質問が減る
特にWeb給与明細は、
「一度使い始めると、紙にはもう戻りたくない…」
というのが正直な感想です。
理由はシンプルで、
- 紛失しない(スマホやPCからいつでも見られる)
- 印刷コスト・封筒代・郵送費がかからない
- 配布漏れ・渡し忘れがなくなる
といったメリットが、中小企業にとって非常に大きいからです。
「人も時間も限られている会社ほど、効いてくる仕組みだな」と感じました。
3. つまづきポイントも正直にお話しします
もちろん、すべてが最初からスムーズだったわけではありません。
実際に私が戸惑ったポイントも、正直に書いておきます。
● Web給与明細の初期設定は少し戸惑う
Web給与明細の初期設定は、
「最初の画面遷移のイメージ」がつかみにくく、
「あれ?次はどこを押すんだっけ?」
となる場面がありました。
ただ、一度きちんと設定してしまえば、
翌月以降は“ほぼルーティン作業”で回せるようになります。
● 台帳と給与計算の“つながり”を理解するまでが少し大変
オフィスステーションは、
「従業員台帳=すべての元データ」
という考え方で設計されています。
最初にしっかり台帳を作る必要がある反面、
ここをきちんと整えておくと、
- 手続き
- 帳票出力
- 給与計算
に一気通貫でデータが流れるようになります。
この「最初のひと手間」を、
ひとりで抱え込まないことがポイントだと感じました。
4. 中小企業が導入すると“本当にラクになる”ポイント
社労士として、自事務所と中小企業の両方で使ってみて、
一番強く感じたのは、
「これは大企業だけのシステムではない」
「むしろ中小企業こそ、効果が大きい」
ということでした。
特に、次のような会社にはおすすめしやすいです。
- 人事・労務担当が実質1人の会社
- 紙の書類とExcelがだんだん限界になってきた会社
- 年末調整や算定の時期だけ“地獄”になる会社
具体的なメリットとしては、
- 従業員情報が一元管理できる(「あの書類どこいった?」が減る)
- マイナンバー管理の不安が減る(紙保管やバラバラ保存から卒業)
- 手続き依頼がオンラインで完結(メールや紙のやりとりを減らせる)
- 年末調整が劇的にラクになる(手書き書類の転記が不要になる)
- 給与明細の配布が一瞬で終わる(紙・印刷・封筒から解放される)
「忙しいときほど、システムのありがたみが分かる」
そんなツールだと感じています。
5. 社労士として“こう使ってほしい”と思うこと
使い込む中で、
社労士として特に強く感じたのは、
「導入はゴールではなくスタート」
だということです。
新しいシステムを導入するときは、
どうしても不安が出てきます。
- この操作で合っているのかな?
- 間違えたらどうしよう?
- 自分に本当に使いこなせるだろうか?
だからこそ私は、
「オフィスステーションを入れたら終わり」ではなく、
一緒に慣れていく“伴走型の導入支援”
を大事にしたいと思っています。
具体的には、
- 御社の今の労務フローを一度一緒に棚卸しする
- 「どこまでDX化するのが現実的か?」を一緒に考える
- 人事担当者がつまづきそうなポイントを事前にお伝えする
- 必要に応じて、スクリーンショット付きのマニュアルを作る
といった形でサポートしていきます。
6. まずは無料相談で“御社ならどこまでDX化できるか”を一緒に整理しませんか
ここまでお読みいただき、
「うちも紙とExcelからそろそろ卒業したいけど、
本当に導入できるのかな…」
そんな気持ちになった方もいらっしゃるかもしれません。
こもれび社労士事務所では、
初回の無料相談にて、次のようなことを一緒に整理します。
- 現在の労務・給与のフロー
- オフィスステーションでDX化しやすい部分・しにくい部分
- 導入した場合のメリット・デメリット
- 社内体制(人員・ITリテラシー)との相性
「必ず導入してください」という前提の場ではありません。
まずは話してみて、
「うちには合う」「今はまだ早い」
を一緒に考えるようなイメージです。
無料相談のお申し込み方法
- LINE: サイト内の友だち追加ボタンから、トークでお気軽にどうぞ。
- メール: info@komorebi-sharoushi.com
- お問い合わせフォーム: こもれび社労士事務所ホームページのフォームから24時間受付
「導入するか決めていないけれど、話だけ聞いてみたい」
という方も大歓迎です。
おわりに
オフィスステーションを、
自分の手で実際に触り、
中小企業の給与計算にも本格的に使ってみたからこそ、
「これは中小企業の現場を、少しラクにしてくれる道具だ」
と感じています。
もし同じようなお悩みをお持ちでしたら、
どうぞ一人で抱え込まずに、
こもれび社労士事務所までお気軽にご相談ください。

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