料金について|労災申請の費用が一律に決められない理由

労災の相談をしていると、ときどきこんな不安を打ち明けられます。
「いくらかかるのか、怖いです」
「料金に見合うのか分かりません」
この気持ちは、とても自然だと思います。
労災を考える段階にいる方は、すでに心身も生活も余裕がないことが多いからです。
この記事では、「労災申請の費用はなぜ簡単に決められないのか」を、売り文句ではなく、実務の目線で整理します。
料金が「一律」になりにくい理由
労災は、同じ「申請」という言葉でも、実務の負荷が大きく違います。
だから、費用も「作業量」だけで決めるのが難しい分野です。
実務で差が出るポイント
- 出来事の整理:時系列が混ざっている/出来事が多い/説明が難しい
- 勤務状況の整理:勤怠資料が複数/残業の算定や見せ方が必要
- 医学面の前提整理:通院経緯の確認/症状と支障の整理
- 提出後の対応:照会の想定/追加提出の必要性
- 窓口負担:会社・労基署とのやり取りが大きな負担になる
もちろん、すべてが必要とは限りません。必要な範囲を見極めて、負担が少ない順番で組み立てます。
だから当事務所では、最初に「論点」「必要な作業」「進め方」を整理し、
そのうえで対応範囲と費用をご説明する形にしています。
「元が取れるか」で迷うときの考え方
ここは誤解が起きやすいので、煽らずに書きます。
労災は、認められた場合に給付が発生しますが、支給額や可否は人によって大きく異なります。
そのため、当事務所では「元が取れる」と断言するような説明はしません。
代わりに、次の点を重視します。
- 何が論点かを明確にする
- 不利になりやすい点を先に潰す
- 判断される形に整える(順序・表現・根拠)
つまり、私ができるのは「通る可能性を最大化し、不要な不利を減らすこと」です。
結果そのものを約束するのではなく、判断される形に整えることを仕事にしています。
できること/できないこと(重要な線引き)
無断連絡はしません
会社・労基署へ、同意なく連絡することはありません。
文面確認 → 同意後に実施、を徹底します。
紛争交渉は扱いません
パワハラの有無や責任を争う交渉、損害賠償請求などの紛争交渉は対象外です。
必要に応じて、弁護士の先生との連携をご案内します。
本人しかできない行為は対象外です
受診・診断書の依頼など、本人が行う必要がある部分は代替できません(必要な準備は支援します)。
この仕事を、軽い気持ちで引き受けられない理由
労災は「書類作成」だけで終わりません。実務では、書類が整ったあとに止まることが多いです。
会社・病院・労基署とのやり取りで消耗し、そこで動けなくなる。特にメンタル労災は、この傾向が強いです。
だから当事務所は、料金を「作業量」だけで決めていません。
実際には、文章の質と進行の設計と負担の引き受け方が、結果の前段を左右します。
私自身、この仕事に向き合うには覚悟が必要だと思っています。
労災の相談は、単なる手続きではなく、お客様の人生の分岐点に関わるものだからです。
そのため、費用についても「安いか高いか」より、
この負荷と責任をご理解いただけるかを大切にしています。
迷っているなら、まず「整理だけ」でも大丈夫です
労災が認められなかった場合でも、「何が論点だったのか」「どこが評価されなかったのか」が整理されることは、想像以上に大きい意味を持ちます。
- 分からないまま終わる(ずっと引きずる)
- 整理した上で区切りをつける(次の制度・次の生活に移れる)
だから、迷っている段階で「整理だけ」することにも価値があると考えています。
無理に進める必要はありません。まずは今の状況を一緒に整えましょう。
よくあるご質問(費用について)
Q1. 相談したら、必ず依頼しないといけませんか?
いいえ。無料の範囲(状況整理・制度説明・方向性の確認)で終了しても大丈夫です。
作業が発生する場合は、必ず事前に範囲と費用をご説明し、ご同意後に着手します。
Q2. 料金が上がるのは、どんなときですか?
資料量が多い/出来事の整理や説明文の修正が長期に及ぶ/追加提出や照会対応が想定される、などの場合です。
その場合も、「どこまで対応するか」「いくらになるか」を明確にしてから進めます。
Q3. 成功報酬はかかりますか?
労災申請(休業補償・療養・傷病補償)については、基本的に成功報酬はいただいていません。
※ 障害補償給付や年金請求に進む場合のみ、給付内容に応じてご案内することがあります(その場合も事前説明します)。
成功報酬の有無や割合は、手続き内容ごとに異なります。必ず事前にご確認いただけます。
Q4. 労災になるか分からない段階でも相談していいですか?
はい。むしろその段階でのご相談が一番多いです。
「労災に該当するのか」「進めるべきか」「今は待つべきか」など、判断材料を整理するためにご利用ください。
Q5. 料金に見合う仕事だと言えるのでしょうか?
労災は、書類を出せば結果が決まるものではありません。
「何を、どの順番で、どう伝えるか」によって、判断の前段が大きく変わる制度です。
当事務所の費用は、結果そのものに対するものではなく、論点整理・組み立て・確認や説明の設計を、責任をもって一貫して担うためのものです。
そして私自身、この仕事は軽い気持ちで引き受けてはいけないと考えています。
だからこそ、納得できない状態で無理に進める必要はありません。まずは整理だけでも大丈夫です。
※ 無料範囲:状況整理・方向性の確認(簡易チェック)まで。作業は必ず事前説明・同意後に着手します。
ここまで読んで、まだ迷っていても大丈夫です。

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迷っていても大丈夫です。いちばん負担の少ない方法からでOK。
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※ 「まず整理だけ」でも大丈夫です



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