上司の暴言や叱責で心身の不調に悩む会社員と、メンタル労災の相談をイメージしたアイキャッチ画像
パワハラ・メンタル労災|全国対応

上司の暴言・叱責・人格否定で、心身の不調が出ている方へ

「お前は使えない」「辞めた方がいい」「何度言えば分かるんだ」といった言葉を何度も受けて、眠れない、出勤前に動悸がする、涙が止まらない。そんな状態でも、いきなり労災申請を決める必要はありません。

このページでは、上司の暴言・強い叱責・人格否定がメンタル労災でどのように見られるのか、まず何を整理すればよいのかを、会社に言う前の段階から分かるようにまとめています。

短文・箇条書き・スクショだけでも大丈夫
会社・労基署へ無断で連絡しません
状況整理・方向性確認までは無料

このページで分かること

  1. このページを読んでほしい方
  2. 暴言・叱責で悩む方に必ず知ってほしいこと
  3. 上司の暴言があったときの労災上の見方
  4. 証拠が少ないときに整理しておきたいこと
  5. 状況別に読む関連記事
  6. LINE相談の流れ

このページを読んでほしい方

このページは、上司の言葉によって心身の不調が出ているものの、「これがパワハラなのか分からない」「労災になるほどのことなのか判断できない」「会社に言うのが怖い」と感じている方のためのページです。

上司の言葉で追い込まれている方

  • 人前で何度も怒鳴られた
  • 能力や人格を否定する言葉を受けた
  • ミスのたびに必要以上に責められる
  • 「辞めろ」「向いていない」と言われ続けている
  • 上司との会話や出勤を考えるだけで体調が悪くなる

まだ相談してよいか迷っている方

  • 会社にはまだ何も言えていない
  • 録音や明確な証拠がない
  • 何を書けばよいか分からない
  • 休職中・退職後で動き方が分からない
  • まず労災になる可能性だけ整理したい

暴言や叱責があったからといって、すべてが直ちに労災になるわけではありません。一方で、「上司が認めていない」「会社に言えていない」「証拠が少ない」という理由だけで、最初から諦める必要もありません。

暴言・叱責で悩む方に必ず知ってほしい5つのこと

1. 言葉の強さだけでなく、続き方が見られます

一度の強い口調だけでなく、人格否定が繰り返されたか、人前で行われたか、相談しても改善されなかったかなど、全体の経過が重要です。

2. 「指導」と「人格否定」は分けて考えます

業務上の注意や指導の範囲を超えて、人格・人間性・存在価値を否定する言葉が続いている場合は、労災上も重要な出来事として整理する必要があります。

3. 暴言以外の出来事も一緒に見ます

暴言に加えて、長時間労働、異動、孤立、仕事を外される、退職圧力などが重なっている場合、ひとつずつではなく全体の流れで整理します。

4. 録音がなくても整理できることがあります

LINE、メール、日記、家族への相談、通院記録、休職診断書、勤怠記録など、複数の資料から流れを補える場合があります。

5. 会社に言う前でも相談できます

相談の段階で、こちらから会社や労基署へ無断で連絡することはありません。まずは、何が起きたのかを安全に整理するところから始められます。

最初の目標は「申請」ではなく「整理」です

いま必要なのは、労災になるかをひとりで決めることではありません。出来事、症状、通院、休職、証拠をつなげて、判断できる形にすることです。

まず確認したいこと

上司の暴言・叱責を労災の観点から見るときは、「どんな言葉だったか」だけでなく、「いつから、どのくらい続き、その後どんな不調につながったか」を確認します。

確認すること 具体例
言葉の内容 「使えない」「価値がない」「辞めろ」「向いていない」など、業務指導を超えた人格否定・退職圧力があったか。
頻度・継続性 一度だけか、週に何回も続いたか。数週間・数か月にわたり繰り返されたか。
場所・態様 大勢の前で怒鳴られた、会議室で威圧された、チャットで晒されたなど、受けた場面の負荷。
会社の対応 相談したのに放置された、改善されなかった、むしろ扱いが悪くなったなどの経過。
発症との関係 不眠、食欲低下、動悸、抑うつ、通院、休職がいつ始まったか。暴言との時期が近いか。
他の出来事 異動、業務量増加、孤立、仕事を与えられない、退職強要などが重なっていないか。

上司の暴言があったときの労災上の見方

精神障害の労災では、仕事による出来事がどの程度の心理的負荷だったかを見ます。厚生労働省は、実際に発生した業務による出来事を「業務による心理的負荷評価表」の具体的出来事に当てはめ、負荷の強さを評価する考え方を示しています。

参考:厚生労働省「心理的負荷による精神障害の労災認定基準を改正しました」

発病前おおむね6か月の出来事を整理します

メンタル労災では、発病前おおむね6か月の間に、業務による強い心理的負荷があったかが重要になります。そのため、「いつから暴言が始まったか」「通院や休職はいつ始まったか」を時系列で整理することが大切です。

暴言・叱責は「精神的攻撃」として整理することがあります

上司からの暴言や人格否定は、労災上、パワハラの中でも精神的攻撃に近い出来事として整理されることがあります。特に、人格や人間性を否定する言葉が継続している、人前で大声の叱責が続いている、会社に相談しても改善されないといった事情は重要です。

「強・中・弱」は、言葉のきつさだけで決まりません

見方 暴言・叱責で問題になりやすい事情
強く評価されやすい方向 人格否定が執拗に続く、人前で強い叱責が繰り返される、相談しても会社が対応せず改善されない、退職圧力や孤立などが重なる。
慎重に整理が必要な方向 短期間・単発でも内容が強い、退職や異動など別の出来事と近接している、体調悪化や通院開始との時期が近い。
弱く見られやすい方向 一度だけ口調が強かった、業務上必要な注意の範囲にとどまる、発症との時期関係が見えにくい。ただし、他の出来事との組み合わせで見方が変わることがあります。

大切なのは、「上司にひどいことを言われた」とだけ書くことではありません。誰から、いつ、どこで、どのような言葉を言われ、それがどれくらい続き、心身にどんな変化が出たのかを、労災で判断される形に整えることです。

証拠が少ないときに整理しておきたいこと

録音がない、メールが残っていない、会社に相談記録がないという方も少なくありません。その場合でも、まずは「残っているもの」と「これから確認できるもの」を分けて整理します。

残っている可能性がある資料

  • 上司や会社とのLINE、メール、チャット
  • 暴言を受けた日のメモ、日記、手帳
  • 家族や友人へ相談したメッセージ
  • 通院日、診断書、休職診断書
  • 勤怠、残業、欠勤、休職の記録
  • 人事・相談窓口への申告記録

今から書き出してよいこと

  • 言われた言葉を覚えている範囲で書く
  • いつ頃から始まったかを書く
  • 誰の前で言われたかを書く
  • その後の症状を時系列で書く
  • 通院・服薬・休職の流れを書く
  • 会社に言えていない理由を書く

「証拠を完璧に集めてから相談しないといけない」と考える必要はありません。むしろ、早い段階で棚卸しをすると、消さない方がよい資料や、先に確認しておくべきことが見えやすくなります。

相談前に送る内容は、短くて大丈夫です

文章にまとめる余裕がない場合は、次のような形で送っていただければ、こちらで時系列や確認点を整理します。

いつ頃から:2025年○月頃から
何があった:上司から「使えない」「辞めた方がいい」と何度も言われています
今の状態:眠れず、心療内科に通っています。会社にはまだ言えていません
証拠:録音はありませんが、家族に相談したLINEと通院記録があります

最初からきれいな文章にする必要はありません。「何を書けばいいか分からない」状態のままでも、相談の入口としては十分です。

よくある質問

上司が「指導だった」と言えば、労災は無理ですか?

会社や上司が「指導だった」と説明しても、それだけで決まるわけではありません。実際にどのような言葉が、どの場面で、どれくらい続き、心身の不調につながったのかを整理することが大切です。

録音がありません。それでも相談できますか?

相談できます。録音がなくても、LINE、メール、メモ、日記、家族への相談、通院記録、勤怠記録などから流れを整理できることがあります。まずは今ある資料を消さずに残してください。

会社にまだ言っていません。先に相談しても大丈夫ですか?

大丈夫です。相談の段階で、こちらから会社や労基署へ無断で連絡することはありません。会社に伝える前に、何が論点になりそうかを整理できます。

退職後でも相談できますか?

退職後でも、在職中の出来事、発症時期、通院・休職の経過、残っている資料を確認しながら、労災申請を検討できる場合があります。

労災になるか分からない段階でもよいですか?

その段階で相談される方が多いです。最初から申請を決める必要はありません。まずは、出来事と症状の流れを整理し、次に何を確認すればよいかを一緒に見ていきます。

会社に言う前でも、まずはLINEで状況整理できます

上司の暴言・叱責・人格否定で心身の不調が出ている場合、ひとりで「これは労災になるのか」と判断しきる必要はありません。今ある情報を短く送っていただければ、労災上どこが論点になりそうか、どの資料を確認すればよいかを整理します。

STEP1

LINEで今の状況を送る。短文・箇条書き・スクショだけでも大丈夫です。

STEP2

こちらで出来事、時系列、証拠、通院状況を確認し、論点を整理します。

STEP3

必要な場合のみ、書類作成サポートの内容と費用を事前にご案内します。

※ 相談内容を無断で会社・労基署へ共有することはありません。※ 本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、個別事案の労災認定を保証するものではありません。