(成功事例)学校法人が「新規予算ゼロ」で年末調整・労務・マイナンバーを電子化できた理由

― 中小企業・学校法人にも広がる“アラカルト型DX”の現場レポート ―

紙の山と問い合わせに追われていた総務部

学校法人関東学院では、大学から小中高・こども園まで幅広く運営。約2,000名の教職員を20名前後の管理部門で支えており、年末調整や契約更新など紙中心の業務に大きな負荷がかかっていました。

「どこに何を入力するのか分からない」「差し戻しが何度も発生する」― 毎年この声が止まらない状態でした。

“効率化できない”年末調整システムからの脱却

従来システムは紙様式そのままのUIで、従業員が迷いがち。差し戻し前提の運用になり、問い合わせが減らない課題が残っていました。

転機になったのが「オフィスステーション 年末調整」。質問に答えるだけのフローで迷いにくく、誤入力は管理側で修正できるため、差し戻しが激減。

問い合わせ減
質問式で迷いを最小化
差し戻し激減
管理側修正が可能
前倒し運用
入職〜契約更新の電子化
入力ミス抑制
CSV/API 連携

同時に「労務」も電子化、入職手続きの前倒しへ

非常勤講師を含む契約書の印刷・封入・郵送が毎年の負担。「オフィスステーション 労務」で入退職・契約更新をオンライン化し、提出情報の収集が早期化。人事・給与システムへはCSV等で取り込み、手入力や二重確認を削減できました。

新規予算ゼロで導入できた“アラカルト型”

パッケージ一括導入ではなく、必要な機能だけを段階導入。既存のマイナンバー管理費用を振り替えることで、新規予算を組まずに導入できた点が決め手でした。

成果サマリー

項目BeforeAfter
年末調整紙様式UIで迷う・問合せ多数質問式でスムーズ、問合せ減
差し戻し/修正本人のみ対応、往復が多い管理側で修正可、差し戻し激減
入職・契約更新印刷・封入・郵送が毎年負担Web完結で前倒し運用に
データ連携人事/給与に手入力CSV/API で取り込み、ミス抑制
導入コスト新規予算が必要既存予算内で開始(段階導入)
こもれび社労士の視点:
この仕組みは 10〜50名規模の中小企業でも同じ効果が出やすいです。
「まずは年末調整だけ」「次に入退社や契約更新」など小さく始めて広げるのが正解。

参考出典:株式会社エフアンドエム「オフィスステーション」成功事例(学校法人関東学院 様) 公式事例はこちら


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