障害年金の社労士費用は高い?着手金0円・成功報酬・遡及加算を総額比較

障害年金を社労士に相談しようと調べると、「着手金0円」「事務手数料22,000円」「成功報酬は年金2か月分」「遡及額の10%」など、さまざまな料金が表示されます。「結局、全部でいくらかかるの?」「着手金が高い事務所は損なの?」と迷うのも自然なことです。
この記事では、障害年金サポートを取り扱う社労士事務所の公式料金ページを参考に、料金の仕組みと、一定の条件を置いた社労士報酬の総額を比較します。診断書料などの実費は、別に確認する必要があります。
どの料金方式にも長所と注意点があります。ご自身の事情に合う選び方を、一緒に確認していきましょう。
- 着手金0円=報酬総額が最も安い、とは限りません。
- 遡及請求では「年金2か月分」に加えて「遡及額の10%」などが発生する契約もあります。
- 反対に、遡及がない請求や不支給のリスクを重視する場合、着手金0円・成功報酬型が合う方もいます。
- 料金は初期費用・成功時の報酬総額・不支給時の負担・支援範囲・別途実費をセットで比べることが大切です。
確認日:2026年10月28日。紹介する事務所は無作為に抽出したものではなく、全国平均や全国の料金分布、最安の事務所を示すものではありません。掲載料金・契約条件は改定される場合があります。
まずは1分で確認|着手金0円なら本当に安い?
障害年金の社労士費用は、着手金だけでは判断できません。成功報酬や遡及加算によって総額がどう変わるのか、短い動画でご紹介します。
1.障害年金の社労士費用は「着手金」だけでは決まりません
障害年金の申請サポートには、主に次の費用があります。
| 費用 | 意味・確認したいこと |
|---|---|
| 着手金 | 依頼時や作業開始時に支払う報酬。不支給でも返金されない契約があります。 |
| 事務手数料・預り金 | 事務処理等の費用として受け取る手数料と、実費に使用し残額を精算する預り金は、区別して確認します。 |
| 成功報酬 | 受給が決まった場合の報酬。「年金2か月分」「2.2か月分」など、計算方法が異なります。 |
| 遡及時の報酬 | 過去分が一括で支給された場合の報酬。「10%を加算」か「高い方を採用」かが重要です。 |
| 実費・追加費用 | 診断書、受診状況等証明書、郵送、同行、難しい初診日調査など。実費と追加業務の報酬を分け、基本料金に含まれるかを確認します。 |
例えば、着手金が0円でも、受給後に「年金2か月分+遡及額の10%」を支払う契約なら、遡及額が大きいほど報酬も増えます。逆に、着手金がある事務所でも、成功報酬に上限があったり、遡及額に連動する加算がなかったりすれば、報酬総額を抑えられる場合があります。
「年金2か月分」と「2.2か月分」は同じ?
年金2か月分に消費税10%を加算する契約では、支払額は年金2.2か月分に相当します。ただし、事務所ごとに税込・税別表示が異なるため、表示された金額にさらに税が加算されるかを確認してください。
「遡及額10%」は必ず追加で払う?
必ずしもそうではありません。「年金2か月分に遡及額10%を加算する」方式と、「年金2か月分と初回振込額10%のうち高い方を支払う」方式があります。加算型か、比較して高い方を採る型かで結果は大きく変わります。
2.2か月分+一括金11%の「加算型」なら、22万円+35万2,000円=57万2,000円。一方、2.2か月分と一括金11%の「高い方」なら35万2,000円です。
これは算式の違いを示す仮想例で、着手金・事務手数料・実費等は含みません。
2.全国の公開料金を調べると、どんな違いがある?
今回の調査では、障害年金サポートを取り扱う全国各地の社労士事務所について、外部17サイトの公開料金情報を確認しました。着手金0円、事務手数料あり、年金月額に応じた成功報酬、遡及時の追加報酬など、料金体系にはさまざまな違いがあります。
以下では、料金の計算方法の違いを理解しやすいよう、具体的な事務所の公開料金を例示します。調査対象は無作為に抽出したものではなく、全国平均や最安値、事務所の優劣を示すものではありません。
| 料金方式の例 | 初期費用 | 成功報酬の考え方 |
|---|---|---|
| 着手金0円・遡及加算型 | 0円 | 年金2か月分+遡及受給額の10%(いずれも税別) |
| 着手金0円・最低報酬設定型 | 原則0円 | 年金2か月分を基本とし、遡及時の追加報酬や最低報酬額を設定する方式 |
| 着手金0円・複数算式比較型 | 0円の場合あり | 年金月額に基づく報酬、初回振込額に基づく報酬、最低報酬額などを比較して決定する方式 |
| こもれび社労士事務所 | 着手金77,000円/99,000円 | 年金月額2か月分、成功報酬上限210,000円。遡及額連動加算なし |
確認日:2026年10月28日。表は料金の要約です。「着手金0円」は、診断書料などの実費も0円という意味ではありません。個別の追加料金・例外・税区分・業務範囲は、各公式ページと契約前の説明で確認してください。
着手金0円には、きちんとしたメリットがあります
着手金0円の方式は、申請前にまとまった報酬を用意しにくい方や、不支給時の報酬負担を抑えたい方にとって、重要な選択肢です。着手金がないこと自体は、サービスの質が低いという意味ではありません。
一方で、受給後の成功報酬や遡及加算、事務手数料、別途実費まで確認しないと、実際の負担は分かりません。
動画で詳しく解説|障害年金の社労士費用を総額比較
着手金0円、成功報酬、遡及加算など、料金体系の違いを具体的な計算例で解説しています。文章より動画で確認したい方は、こちらをご覧ください。
3.実際にいくら違う?通常請求と遡及請求を比較
数字で考えてみましょう。次の比較では、実際に公開されている料金体系の一例である「着手金0円・年金2か月分+遡及額10%(税別)」をモデルとして、消費税10%を含む支払額に換算しています。こもれびの料金には別途消費税を加算していません。
この比較は、料金の計算方法による違いを見るためのものです。各事務所のサービス内容や支援の質を同一とみなすものではありません。診断書料などの実費は、いずれも含めていません。
| 受給が決まった場合の想定 | 比較先の公開算式による試算 | こもれび標準 77,000円+成功報酬 |
|---|---|---|
| 年金月額7万円・遡及なし | 154,000円 | 217,000円 |
| 年金月額10万円・遡及なし | 220,000円 | 277,000円 |
| 年金月額7万円・遡及100万円 | 264,000円 | 217,000円 |
| 年金月額10万円・遡及300万円 | 550,000円 | 277,000円 |
| 年金月額12万円・遡及500万円 | 814,000円 | 287,000円 |
試算条件:受給成功時の新規請求について、記載した年金月額・遡及額をそれぞれ報酬計算の対象と仮定しています。診断書等の実費、特別な追加業務、審査請求・更新等は除外しています。こもれびは標準着手金77,000円を適用した場合です。実際の報酬額は、各事務所の契約条件と計算対象額に従います。
試算に使用した料金方式は、社労士事務所が公式サイトで公開している報酬算式を参考にしています。比較モデルの出典は記事末尾の「調査方法・参考資料」に掲載しています。こもれびの料金は公式料金ページをご確認ください。
遡及がない場合:比較先の公開算式では、こもれびの標準プランより報酬総額が低くなる例があります。年金月額10万円なら差は57,000円です。
遡及300万円の場合:同じ年金月額10万円でも、比較先の550,000円に対して、こもれび標準は277,000円。差は273,000円になります。
どちらが低額になるかは、年金月額だけでなく、遡及額や報酬の計算方法によって変わります。
当事務所には、成功報酬を設けない165,000円の申請設計サポートもあります。
固定型と着手金+成功報酬型では、基本的な支援内容は同じです。ただし、支払時期や不支給時の負担など、料金条件が異なります。どちらが適しているかは、ご希望や状況を踏まえてご案内します。
遡及額はいくらで逆転する?
上記の「着手金0円+年金2か月分+遡及額10%(税別)」の実例と比較すると、年金月額10万円の場合、こもれび標準プランが低額になる境目は、報酬計算対象となる遡及額が約52万円を超えるあたりです。
ただし、この逆転点は当該算式と標準着手金77,000円を適用した場合だけに当てはまります。個別整理が必要な99,000円のプランや、遡及時に「高い方」を採用する契約などでは、別の計算になります。
初回振込額の10%を計算する事務所もあります。また、年金の加算額を報酬計算に含むかどうかも異なります。表の試算を、すべての事務所の確定見積額として使わないでください。
4.どの料金方式が向いている?
| 重視したいこと | 検討しやすい方式 | 注意点 |
|---|---|---|
| 依頼時の負担をできるだけ減らしたい | 着手金0円・後払い型 | 事務手数料、成功時の報酬、遡及加算、別途実費を確認 |
| 不支給だった場合の報酬負担を抑えたい | 完全成功報酬型 | 不支給時の事務手数料・実費・例外的な着手金の有無を確認 |
| 遡及額が大きくなりそう | 遡及加算なし・上限付き・固定型 | 契約可能な条件、支援範囲、不支給時の負担を確認 |
| 最初に報酬総額を把握したい | 固定料金型 | 追加料金、対象業務、途中終了時の精算を確認 |
| 提出や年金事務所からの照会対応も任せたい | 提出代理・提出後対応を含むプラン | 本人提出型の料金と単純比較しない |
「誰にとっても一番安い料金方式」はありません。今の手持ち資金、遡及の見込み、書類作成の負担、どこまで代わりに進めてほしいかによって、選び方は変わります。
5.同じ料金でも、任せられる仕事は違います
社労士のサポートは、料金だけでなく何をしてもらえるかを確認することが重要です。例えば、初診日の確認、受診歴の整理、病歴・就労状況等申立書の作成支援、診断書を依頼する前の生活状況の整理、年金請求書の確認、提出代理、提出後の照会対応などがあります。
提出代理まで行う事務所と、本人提出を前提に書類作成・申請設計を支援する事務所では、提供する業務が異なります。また、病院同行や初診日資料の追加調査、審査請求、更新手続は別料金になる場合もあります。
「この金額で、申立書の作成、診断書の内容確認、請求書の提出、提出後の照会対応はそれぞれどこまで含まれますか。遡及が認められた場合と、不支給の場合の報酬総額、別途必要な実費も教えてください」
この一度の確認で、料金の比較がかなりしやすくなります。
6.こもれび社労士事務所の料金は高い?
ここまでの比較を踏まえ、当事務所の料金も率直にご案内します。
| プラン | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| 標準・着手金+成功報酬 | 着手金77,000円+年金月額2か月分(成功報酬上限210,000円) | 初診日・請求区分・申立書などの整理を含む支援。遡及額連動加算なし |
| 個別整理が必要な案件 | 着手金99,000円+年金月額2か月分(成功報酬上限210,000円) | 受診歴・資料の照合など、整理負担が大きい案件向け |
| 成功報酬なしの固定プラン | 165,000円 | 基本的な支援内容は成功報酬型と同じ。成功報酬なしの固定料金方式 |
当事務所の着手金77,000円・99,000円は、今回紹介した低初期費用型の料金と比べると高めです。
一方で、当事務所では成功報酬に210,000円の上限を設け、遡及額に連動する追加成功報酬を設定していません。そのため、遡及請求でまとまった金額が認められた場合には、他の料金方式より報酬総額が低くなるケースがあります。
なお、210,000円は成功報酬の上限であり、着手金を含む報酬総額の上限ではありません。標準プランの報酬総額は最大287,000円、個別整理プランは最大309,000円です。別途実費・契約対象外の業務は含みません。
着手金+成功報酬型で不支給となった場合は、着手金のみとなり、成功報酬は発生しません。診断書料などの実費は、社労士報酬とは別に確認する必要があります。
また、当事務所は原則としてご本人による提出を前提とした、書類作成・申請設計の支援です。提出代理を含む事務所と全く同じサービスとして「安い」と説明することはできません。どの作業まで含むかは、契約前にご説明します。
固定165,000円プランについても、料金だけで選ぶのではなく、作成する書類、連絡・確認の範囲、支払条件、不支給時や途中終了時の取扱いを確認し、ご希望に合うか検討していただくことが大切です。
初期費用の安さだけを競うのではなく、必要な資料整理と書類作成に対して、事前に分かる料金をご案内したいと考えています。
料金をご覧になって他の事務所を選ばれることも、ご自身で申請されることも、もちろん選択肢です。納得できる方法を選んでいただくことを大切にしています。
7.契約前に確認したい8つのこと
- 着手金・事務手数料:いつ支払うか。不支給でも返金されないか。実費預り金の場合は残額を精算するか。
- 成功報酬:年金何か月分か。税込・税別、最低額、上限はあるか。上限は成功報酬だけか、報酬総額か。
- 遡及加算:何%か。「追加」なのか「高い方」なのか。遡及額と初回振込額のどちらが対象か。
- 加算額:配偶者・子の加算や年金生活者支援給付金などを報酬計算に含むか。
- 不支給時:社労士報酬・事務手数料・実費がそれぞれいくら残るか。
- 途中終了:解約・中断時の精算や返金はどうなるか。
- 支援範囲:初診日調査、申立書、診断書確認、提出代理、照会対応はどこまで含むか。
- 追加料金:複数の医療機関、難しい初診日、病院同行、審査請求、更新は別料金か。追加作業の前に説明・同意の機会があるか。
料金ページだけで判断しきれない場合は、契約前にご自身のケースの報酬総額・別途実費・業務範囲を一度に確認すると安心です。
8.よくある質問
Q.着手金0円の社労士は、安いのでしょうか?
初期費用を抑えられる点は大きなメリットです。ただし、受給後の成功報酬や遡及加算、事務手数料によって、最終的な報酬総額は変わります。診断書料などの実費も分けて確認しましょう。
Q.着手金がある事務所は、避けた方がいいですか?
一概にはいえません。着手金があると不支給時にも負担が残る場合がありますが、成功報酬の上限や遡及加算の有無によって、受給成功時の報酬総額が低くなるケースもあります。任せられる業務の範囲も含めて検討してください。
Q.遡及300万円なら、社労士に30万円を追加で払うのですか?
契約によります。遡及額10%を通常報酬に加算する契約なら、その計算対象が300万円の場合、追加部分は30万円です。税別なら、別途税額が加わります。一方、加算ではなく「高い方」を採る契約や、遡及加算がない契約もあります。
Q.成功報酬なしの固定料金なら、必ずお得ですか?
必ずしもそうではありません。不支給でも固定報酬を負担する契約かどうか、支払時期、支援範囲がどこまでかによって評価は変わります。提出代理や提出後の照会対応などが含まれない場合もあるため、契約条件を確認してください。
Q.社労士に依頼しないで、自分で障害年金を申請できますか?
はい。必要書類を確認し、ご本人やご家族で準備・提出を進めることもできます。すべてを依頼する以外に、初診日の整理や申立書の作成など、難しい部分だけ支援を受ける方法もあります。部分的な支援の有無や範囲は、各事務所に確認してください。
9.まとめ|安いかどうかは「自分のケースの総額」で判断しましょう
障害年金の社労士費用は、着手金0円・事務手数料あり・成功報酬型・固定料金型など、さまざまです。どれか一つが常に有利ということはありません。
着手金0円は、初期負担や不支給時の報酬負担を抑えたい方にとって、検討しやすい方式です。一方、遡及額が大きくなる場合には、遡及加算なし・成功報酬上限あり・固定料金といった仕組みが有利になることがあります。
迷ったときは、「受給できた場合の報酬総額と実費」「受給できなかった場合の負担」「どこまで支援してもらえるか」の3点を確認してみてください。ご自身に必要な支援と料金の両方に納得したうえで、依頼先を選ぶことが大切です。
ご自身の場合の料金や申請について相談したい方へ
こもれび社労士事務所では、障害年金の申請に向けた 初診日・受診歴・申立書などの整理を、 LINE・メール・PDFを中心に全国対応で支援しています。
「自分の場合はどの料金プランになる?」 「遡及請求を考えているけれど、費用が心配」 という段階でも、まずは公式LINEからご相談いただけます。
初回は状況整理からご相談いただけます。 詳しい資料分析や書類作成など、有料の対応に進む場合は、 事前に業務範囲と料金をご案内します。 同意なく有料対応へ移ることはありません。
ご相談だけで契約になることはありません。 ご自身のペースでご検討いただけます。
調査方法・参考資料
本記事では、障害年金サポートを取り扱う社労士事務所の公式サイトで公開されている料金を参考にしています。紹介する事務所は無作為に抽出したものではなく、全国平均・中央値・多数派の割合や、全国の料金分布を示すものではありません。
料金例は、初期費用と受給後の報酬、遡及時の計算方法の違いを説明するために掲載しています。試算は一定の条件を置いた参考額であり、支援内容が同じであることや、実際の契約額を保証するものではありません。
各ページの確認日:2026年10月28日。
- 東亮介社会保険労務士事務所「料金表」:新規請求・遡及時の算式、税別表記。本文の5ケース試算に使用。
- 馬場社会保険労務士事務所「サポート料金」:着手金、遡及時の加算条件、最低報酬等。
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- 千絵社会保険労務士事務所「報酬額」:基本的な請求・遡及請求の報酬。
- こもれび社労士事務所「料金のご案内」:着手金、成功報酬上限、固定プラン等。
- こもれび社労士事務所「障害年金の申請サポート」:支援内容、原則本人提出、成功報酬の計算対象等。
※各事務所の料金・支援範囲は変更される場合があります。掲載内容は他事務所の優劣を示すものではありません。契約前には必ず各事務所の最新の説明・見積書・契約条件をご確認ください。
※障害年金の支給可否・等級は所定の審査によって判断され、社労士への依頼が受給を保証するものではありません。
ここまで読んで、まだ迷っていても大丈夫です。

まずは、今の状況を整理するところからで大丈夫です
「まだ相談するか決めていない」
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