「自分が我慢すればいい」で終わらせなくて大丈夫です

「自分が我慢すればいい」と抱え込む人が一歩踏み出すことを表現した水彩イラスト

「自分が我慢すればいい」
そう考えてしまう方は、少なくありません。

会社でつらいことがあっても、
「自分にも悪いところがあったのではないか」
「もっと我慢すべきだったのではないか」
「こんなことで相談していいのだろうか」

そう考えて、誰にも話せないまま時間が過ぎてしまうことがあります。

でも、つらさを一人で抱え続けることが、必ずしも正しいとは限りません。

相談することを、恥ずかしいと感じる方もいます

メンタル不調やパワハラに関するご相談では、最初からはっきり話せる方ばかりではありません。

「弱い人間だと思われたくない」
「大げさだと思われたらどうしよう」
「会社に迷惑をかけるのではないか」
「家族にも心配をかけたくない」

そうした気持ちから、相談すること自体に抵抗を感じる方もいます。

その気持ちは、とても自然なものだと思います。

自分のつらさを人に話すことは、簡単なことではありません。

我慢することにも、覚悟がいると思います

我慢を続けることは、楽なことではありません。

毎日会社に行くこと。
会社からの連絡を見ること。
何もなかったように振る舞うこと。
本当は苦しいのに、「大丈夫です」と言い続けること。

それにも、大きな力が必要です。

だから私は、「我慢してきたこと」を軽く見たいとは思っていません。

ここまで耐えてきたこと自体、とても大変なことだったはずです。

でも、助けを求めることにも勇気が必要です

一方で、助けを求めることにも勇気が必要です。

「もう限界かもしれない」と認めること。
「一人では整理できない」と伝えること。
「会社のことが怖い」と言葉にすること。

それは、弱いからすることではありません。

自分を守るために、必要な一歩だと思います。

我慢を続ける覚悟だけが、唯一の覚悟ではありません。

誰かに頼る覚悟。
事実を整理する覚悟。
これ以上、自分を壊さないために動く覚悟。

そういう覚悟も、あってよいと思っています。

全部を話せなくても大丈夫です

相談するときに、最初からきれいに説明できる必要はありません。

時系列がまとまっていなくても大丈夫です。
証拠がそろっていなくても大丈夫です。
気持ちが揺れていても大丈夫です。

「何から話せばいいか分からない」
「会社のことを考えるだけで苦しい」
「労災になるのか分からない」

そのような段階でも、相談の入口としては十分です。

まずは、今どこで止まっているのかを一緒に整理していければと思います。
どこから話せばよいか分からない場合は、その手前の段階から一緒に考えていきます。

一歩は、小さくて大丈夫です

前に進むといっても、大きな決断をする必要はありません。

たとえば、LINEで一言だけ送る。
今つらいことを一つだけ書く。
会社から来たメールや書類のスクリーンショットを送る。
「相談してよいか分からない」とだけ伝える。

それだけでも、十分な一歩です。

その一歩をきっかけに、少しずつ状況が見えてくることがあります。

何が起きているのか。
何を確認した方がよいのか。
今すぐ動くべきなのか、少し待った方がよいのか。

一人では見えにくいことも、誰かと一緒に整理すると、少し見え方が変わることがあります。

「自分が我慢すればいい」で終わらせなくて大丈夫です

もちろん、相談したからといって、必ず労災申請をしなければならないわけではありません。

すぐに会社と向き合わなければならないわけでもありません。

まずは、今の状況を整理するだけでも大丈夫です。

「自分が我慢すればいい」と思ってきた方ほど、誰かに相談することには大きなエネルギーが必要だと思います。

それでも、もし少しでも「このままでいいのだろうか」と感じているなら、その気持ちは無視しなくてよいと思います。

弱さを見せることは、恥ずかしいことではありません。

自分を守るために、助けを求めることもあります。

助けを求めることは、弱さではありません。
これ以上、自分を傷つけないための選択でもあります。

私自身も、「一人で抱えた方がいい」と思っていた時期がありました。
だからこそ、相談するまでの一歩が簡単ではないことを、身をもって感じてきました。

まとめ

「自分が我慢すればいい」と思ってしまう方は少なくありません。

相談することに恥ずかしさを感じたり、弱さを見せることに抵抗を感じたりするのも自然なことです。

でも、我慢を続けることだけが、前に進む方法ではありません。

助けを求めること。
今の状況を話してみること。
一人で抱えてきたことを、少しだけ外に出してみること。

それも、自分を守るための大切な一歩だと思います。

まだ覚悟が固まっていなくても大丈夫です。
うまく説明できなくても大丈夫です。
まずは、考えを整理するための相談でも構いません。

必要なタイミングで、話せるところからご相談ください。
「このままでいいのか少し気になっている」くらいの段階でも大丈夫です。

一人で抱え込まなくても大丈夫です。
必要になったときは、一緒に整理していきましょう。

一人で抱え込む前に、まずは今の状況だけでもお聞かせください。

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「まだ相談するか決めていない」
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