待つことも支援のひとつだと思っています

必要なときに戻ってこられる場所をイメージした水彩イラスト

LINEを開けない日があります。
労基署や年金事務所から届いた封筒を開けられない日があります。
会社からのメールを見るのが怖い日があります。

返信しなければと思いながら、数日、数週間が過ぎてしまうこともあります。

私は、そういうことが珍しいとは思っていません。

動けない理由があることを、私は知っています

メンタル不調やパワハラに関する労災相談では、ご本人がすぐに動けないことがあります。

他の社労士と比較されているのかもしれません。
ご自身で申請できないか調べているのかもしれません。
ご家族と相談しているのかもしれません。
費用面を整理しているのかもしれません。

あるいは、会社に連絡したら何か言われるのではないか、また強い言葉を受けるのではないかと、不安になっているのかもしれません。

「自分さえ我慢すればいいのではないか」と考えて、相談すること自体をためらっている方もいます。

その理由を、私がすべて把握することはできません。

ただ、動けない理由があること自体は、決して珍しいことではないと思っています。

待つことは、何もしないことではありません

労災申請は、急げばよいというものではありません。

もちろん、時効や提出期限、受診状況など、早めに確認した方がよいことはあります。

ただ、体調が悪いときや、気持ちが整理できていないときに、無理に判断を迫ることがよいとは思っていません。

労基署からの連絡を待つ時間。
病院の受診を待つ時間。
開示資料の到着を待つ時間。
ご本人の気持ちが少し落ち着くのを待つ時間。

そうした「待つ時間」も、手続きの中では大切な時間だと感じています。

待つことは、放置することではありません。

今は無理に動かない方がよいのか。
結果が出てから整理した方がよいのか。
先に確認しておくべきことがあるのか。

そのタイミングを一緒に見極めることも、社労士としての支援のひとつだと思っています。

返信が止まってしまっても、そのことを責めることはありません

ご相談後、しばらく返信が止まることもあります。

「返信しなければ」と、ご自身を責めている方はとても多いと感じています。

そのとき、私は「もう関心がなくなったのだろう」とすぐに考えることはありません。

もしかすると、考える時間が必要なのかもしれません。
ご家族と話している途中なのかもしれません。
会社対応だけで精一杯なのかもしれません。
体調が悪く、LINEを開くこと自体が負担になっているのかもしれません。

だから、こもれび社労士事務所では、ご相談後にこちらから何度も追いかけるような営業はしていません。

すぐに依頼を決めていただくことよりも、必要になったときに、また戻ってこられる場所でいることを大切にしています。

私自身も、動けなかった時期があります

私自身も、体調を崩して休職した経験があります。

返信しなければならないと分かっていても動けないこと。
考えなければならないのに、考えられないこと。
何かを決めるだけで、とても大きな力が必要になること。

そうした感覚が、まったく分からないわけではありません。

だからこそ、相談者の方に対して、「早く決めてください」「すぐに動いてください」と迫るような関わり方はしたくないと思っています。

戻ってこられる場所でいること

一度相談したあと、すぐに進めなくても大丈夫です。

いったん止まっても大丈夫です。
数週間後、数か月後に状況が変わってから、またご連絡いただいても大丈夫です。

実際に、ご相談から数週間後や数か月後に、再度ご連絡をいただくこともあります。

状況が変わったとき、気持ちの整理がついたとき、また思い出していただければ十分です。

労災申請は、ご本人の生活、体調、会社との関係、家族との相談、費用面など、いろいろな事情が重なります。

だからこそ、無理に急がせるのではなく、必要なタイミングで戻ってこられる場所でありたいと思っています。

相談できる社労士がいる。

それだけでも、少し気持ちが軽くなることがあるかもしれません。

関連記事: なぜ「急かさない相談」を大切にしているのか

まとめ

待つことは、何もしないことではありません。

動けない時間を責めず、状況が整うのを一緒に待つこと。
必要なタイミングを見極めて、また相談できる場所でいること。

それも、社労士としての支援のひとつだと思っています。

今は動けなくても大丈夫です。
返信できなくても大丈夫です。

メンタル・パワハラ労災について、何から話せばいいか分からない段階でも構いません。

必要になったタイミングで、あなたのペースでご相談ください。

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ここまで読んで、まだ迷っていても大丈夫です。

まずは、今の状況を整理するところからで大丈夫です

「まだ相談するか決めていない」
「何を書けばいいか分からない」
そんな段階でも大丈夫です。

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