会社に行くのが怖い。朝になると動けないとき、どう考えればいいか

メンタル不調・パワハラ・人間関係の悩み

会社に行くのが怖くなり、朝に動けなくなるつらさをイメージした水彩イラスト

朝になると涙が出る、動悸がする、上司から連絡が来るだけで苦しくなる。
そのような状態は、単なる甘えではなく、心身が限界を知らせているサインかもしれません。

「会社に行くのが怖い」と感じる状態になると、 自分でも何が起きているのか分からなくなることがあります。

休むべきなのか、退職した方がいいのか、病院に行くべきなのか、 会社に何と伝えればいいのか。 考えようとしても、頭がまとまらないこともあります。

この記事では、会社に行くのが怖くなったときに、 まず何を優先すればよいのか、 そしてパワハラや長時間労働などが背景にある場合に、 労災申請を考える余地があるのかを整理します。

先にお伝えすると、会社に行けないほどつらい状態であれば、 無理に出勤を続けることよりも、まず安全を確保することが大切です。

会社に行くのが怖いときに起きやすいこと

会社に行くのが怖い状態では、次のような反応が出ることがあります。

  • 朝になると涙が出る
  • 会社のことを考えると動悸がする
  • 上司や同僚からの連絡を見るのが怖い
  • 駅や会社の近くに行くだけで苦しくなる
  • 眠れない、途中で目が覚める
  • 食欲が落ちる
  • 頭痛、吐き気、腹痛などが出る
  • 何も決められなくなる

こうした反応は、気持ちの問題だけではなく、 強いストレスが続いたときに心身に出るサインです。

特に、パワハラ、強い叱責、人格否定、長時間労働、 突然の異動、退職勧奨、人間関係からの孤立などが続いていた場合には、 仕事による心理的負荷が関係している可能性があります。

まず優先してよいこと

会社に行くのが怖い状態になったとき、 最初から労災申請や退職の判断まで考えようとすると、 かえって動けなくなることがあります。

まずは、次の順番で考えて大丈夫です。

1. 無理に出勤し続けない

出勤すること自体で強い動悸や涙、吐き気、不眠が出ている場合、 無理に出勤を続けることで状態が悪化することがあります。

「休んだら迷惑をかける」 「自分が弱いだけではないか」 と考えてしまう方も多いですが、 まずは体調を守ることを優先して大丈夫です。

2. 早めに医療機関へ相談する

心療内科、精神科、メンタルクリニックなどに相談することで、 今の状態を医学的に確認してもらえます。

診断書が必要になる場合もあります。 休職、傷病手当金、労災申請、障害年金などを考えるうえでも、 受診の記録はとても大切になります。

3. 会社で何があったかを少しだけ残す

長文でまとめる必要はありません。 まずはスマホのメモで十分です。

メモしておくとよいこと

  • いつ頃からつらくなったか
  • 誰から、どのような言動があったか
  • 残業時間や勤務状況
  • 体調にどのような変化が出たか
  • いつ病院を受診したか

完璧にまとめる必要はありません。 断片的なメモ、LINE、メール、勤怠記録、診断書、録音などが、 後から状況を整理する手がかりになります。

会社に行くのが怖い原因が「仕事」にある場合

会社に行くのが怖い原因が、単なる個人的な不調ではなく、 仕事上の出来事にある場合があります。

たとえば、次のような事情です。

  • 上司から継続的に怒鳴られていた
  • 人格を否定するような発言をされた
  • 長時間労働が続いていた
  • 退職を迫られた
  • 突然の異動や配置転換で強い負荷がかかった
  • 職場で孤立させられた
  • 病気や障害を理由に不利益な扱いを受けた

このような出来事があり、 その後に適応障害、うつ病、急性ストレス反応、不安障害などを発症した場合には、 労災申請を検討できることがあります。

労災になるかどうかは「つらさ」だけでは決まりません

精神障害の労災では、 「どれだけつらかったか」だけで判断されるわけではありません。

発病前おおむね6か月の間に、仕事上どのような出来事があり、 どの程度の心理的負荷があったかを整理していきます。

仕事上どのような出来事があり、 それがどの程度の心理的負荷だったのか。 発症時期と出来事の関係はどうか。 医療機関の記録と矛盾がないか。

こうした点を整理していく必要があります。

そのため、最初から「労災になるかどうか」を一人で判断しようとしなくても大丈夫です。 まずは、何が起きたのかを整理するところから始めれば十分です。

会社に言いづらい場合でも、本人申請という方法があります。
詳しくは 「会社に言えない方へ|メンタル・パワハラ労災の本人申請」 もご覧ください。

会社にどう伝えればいいか

体調が限界に近いときに、 会社へ長い説明をする必要はありません。

まずは、次のような短い連絡でも大丈夫です。

会社への連絡例

体調不良のため、本日は出勤が難しい状況です。
医療機関を受診のうえ、今後の対応について改めてご連絡いたします。

原因や詳しい事情をすぐに説明できない場合でも、 まずは体調不良として休むことを優先してよい場面があります。

ただし、今後休職、労災申請、退職、傷病手当金などに進む可能性がある場合には、 会社への伝え方や書面の残し方が大切になることもあります。

退職を急がない方がよい場合もあります

会社に行くのが怖い状態になると、 「もう辞めるしかない」と感じることがあります。

もちろん、退職が必要な場合もあります。 ただ、体調が悪いときに勢いで退職してしまうと、 あとから傷病手当金、労災申請、失業給付、障害年金などの整理が難しくなることがあります。

退職届を書く前に、 休職できるのか、 診断書を出せるのか、 労災申請を考える余地があるのかを確認しておくと安心です。

証拠が少なくても、すぐにあきらめなくて大丈夫です

「録音がない」 「LINEを消してしまった」 「証拠がほとんどない」 という理由で、相談をためらう方もいます。

もちろん、証拠はある方が望ましいです。 ただ、証拠が少ないからといって、 すぐに労災申請をあきらめる必要はありません。

勤怠記録、診断書、カルテ、メール、チャット、 家族への相談記録、当時のメモ、会社とのやり取りなど、 後から確認できるものが見つかることもあります。

相談する段階で、きれいに説明できなくて大丈夫です

会社に行くのが怖い状態では、 文章をまとめること自体が負担になります。

そのため、最初の相談では、 きれいな文章にしなくて大丈夫です。

このくらいで大丈夫です

会社に行こうとすると動悸がします。
上司が怖くて、連絡を見るのもつらいです。
労災になるのか分かりません。

1行だけでも、箇条書きでも、スクショだけでも大丈夫です。 そこから一緒に整理していくことができます。

会社に行くのが怖い方へ

こもれび社労士事務所では、 パワハラ・人間関係・長時間労働などによるメンタル不調の労災相談をお受けしています。

いきなり申請するか決めなくても大丈夫です。 まずは、今の状況を整理するところから始められます。

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※ 会社や労基署へ無断で連絡することはありません。

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ここまで読んで、まだ迷っていても大丈夫です。

まずは、今の状況を整理するところからで大丈夫です

「まだ相談するか決めていない」
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そんな段階でも大丈夫です。

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